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ガスエネルギー新聞
(2021年4月5日)
2面でご紹介いただきました

リアルとオンライン融合 春のガスまつり開催
大多喜ガス

 大多喜ガスが4月末までの2カ月間、「春のガスまつり〜ハッピーキッチンフェア」を開催中だ。ウェブでの機器見積もりは昨秋のガス展に続き2回目。前回の経験を今回のイベントに生かした。音楽動画や漫画など分かりやすいウェブコンテンツやキャンペーンも豊富に用意し、サイトへの繰り返しのアクセスを促す。

 サイト来場者の実店舗への来場を狙った施策が「あいことばクーポン」だ。サイトに掲載された合言葉を機器見積もりの申し込みフォームに打ち込むと、後日ショップから連絡が入り、店頭で5万円以上の買い物に使える5000円分の割引クーポンを手渡す。店舗への来場者も合言葉をスタッフに伝えればクーポンを取得できる。営業統括部販売推進グループの河野史歩氏は「今回はコンロ回りの商材が中心ので商品を実際に見て、色や機能など納得した上で購入してほしい。クロージングによりグレードアップやオプション品購入、スタッフとの関係構築にもつながる。店舗へ来たことのない若年層の誘引も図りたい」と話す。

 ビルトインコンロとレンジフードのセット購入者には、システムキッチンやエネファームタイプSなど他の商品にも使える無金利ローンを適用し、購入商品の拡大を促す。同時開催中の「エネファームキャンペーン」ではサイトに「エネファーム音頭」のユーチューブ動画を掲載。この音楽動画を見てクイズに答えると抽選で100人に、選べるギフトをプレゼントする。

 音楽動画は秋のガス展の「大多喜ガスの電気」に続き2作品目。前作は5カ月で4万4000回、今作は1週間で1万回再生を突破した。
 電気のPRサイトでは期間中、掲載漫画を読んでクイズに答えると200円相当のコーヒー等のデジタルギフト券を贈る。さらに電気契約とガス機器の同時購入で機器代を3000円値引く。

 インスタ投稿キャンペーン(3月2日〜4月1日)は「#(ハッシュタグ)ガスチャレ」を付けて、ガス炊きご飯、グリル料理の写真を投稿すると、優秀作の投稿者6人にプレゼントを贈る。

 トップ画面には、機器紹介サイト、キャンペーン一覧と「暮らしに役立つ生活情報」が並ぶ。生活情報は「もばら検定ガス博士クイズ」「地域の匠から学ぶ心地よい暮らし」「アンバサダーのルポ」等のコンテンツをラインアップ。地域密着を前面に、消費者と地元企業、同社を結ぶコミュニケーションサイトと位置付ける。アンバサダーは同社ショールーム「BeE」にゆかりのある料理教室の主宰者などインフルエンサーの女性3人で2月に契約を締結した。

 河野氏とともに今回のイベントを企画した佐瀬彩央里氏は、広告展開に強い制作会社「ブリッジスタイル」(港区)と前回のウェブガス展を徹底分析したという。「昨秋はコンテンツを一斉に公開したところ終盤の閲覧数が減ったため、コンテンツを分散配信し、カレンダーで公開日を可視化した。ウェブとショップの一体感醸成に、のぼりやはっぴ、ハチマキ等も作った。最終目標はウェブとリアルの双方向の誘導。ウェブコンテンツはさらに充実させていく。走りながらより効果的な方策を考えたい」と語った。